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「インディアンのハーブ」と呼ばれ、
アメリカ先住民が古くから親しんできたエキナセア( キク科ムラサキバレンギク属 原産地 アメリカ東部)。
根をかみ砕いて汁液を咳止めやのどのただれに用いたり、
虫さされの手当てに使っていたりしたようです。
初夏にはローズ色のきれいな花を咲かせる多年生草本で、
花の中心が鋭く尖っていることからギリシャ語で「はりねずみ」を意味する属名がつけられています。
最近では、免疫を高める作用があることから感染症の治療などに用いられています。
エキナセアとの出会いは、
息子のアトピー性皮膚炎に少しでも役立つものはないかと集めた情報の中にありました。
ハーブティーはドライにした根の部分を使います。
苦みや酸味などのくせがなく、草木のようなさわやかでマイルドな味なので、
他のハーブとのブレンドも楽しめます。
一年中麦茶を愛飲している息子には、
ときどき麦茶とエキナセアのブレンドを飲ませて肌の状態をみています。
先日、セージの葉の間から春に植えたエキナセアの花が顔を出しました。
我が家の庭では窮屈ですが、これからどんな表情をつくってくれるか楽しみです。
もちろん、ハーブティーにするための根の収穫は当分お預けです。
忍田篤子 2007年7月
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エキナセアの花
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