セージティー

アロマリズム

 
    庭の一部をハーブガーデンにしたいという方からお手伝いの話をいただきました。 具体的にはまだ先のことですが、ガーデンのイメージは私の中で膨らみ始めています。 今、我が家の庭では5種のセージがところ狭しと咲いています。 セージはシソ科サルビア属の多年草で日当たりと水はけがよければ、 初夏から冬に入るまで楽しませてくれます。 色、形、香りの違うたくさんの種類があり、セージだけで作る庭も魅力的な庭になるかもしれません。

  イギリスの諺に「長生きしたいものは五月にセージを食べよ」とあるように薬効に富み、 古くから薬草として用いられていました。 ハーブティーとしては17世紀に紅茶が伝わる以前からイギリスでは広く飲まれていたようです。 また、中国でもオランダとの貿易が始まった頃にはセージティーが好まれ、 乾燥したセージの葉がその3倍量の紅茶と取引されたほどだったそうです。

  不安やイライラしたこころを穏やかに鎮め、やる気を起こさせるというセージティー。 今日は庭から採ってきたセージをフレッシュティーにしてハーブガーデンのデザインを思い描いてみる事にします。

忍田篤子 2006年10月

我が家のセージ