茶的故事 

 台湾茶

 其の四十七 那瑪夏八功夫紅茶

 
  「那瑪夏」(なましゃ)とは原住民語からの当て字で,高雄市の北東部に位置しています。 「那瑪夏」地区は、古くから多くの原住民が住み、 オランダの統治時代について書かれた《熱蘭遮城日誌》にはcannacannavo(卡那卡那富族、カナカナフ族)と言う紹介が最古の記録とされています。

  また《台海使槎錄》のなかでは清の時代では「簡仔霧社」または「干仔霧社」と呼ばれていました。

  その後日本統治時代では、「瑪雅竣社」または「蚊仔只社」と呼ばれ、 戦後1945年高雄県雄峰区署、1948年には瑪雅鄉、1958年には三民鄉、2008年には那瑪夏鄉と改名してきました。

  青山茶区は玉打山の北側に位置し、代表的な新興茶区です。一帯はかつて杉の木の栽培が盛んでした。 阿里山茶区に近し、環境、気候が茶栽培に適していることから近年は茶の栽培に事業転換し、成功した茶農家は徐々に増えています。 また、生活圈も嘉義県に近いことから更に多くの茶農家が移住してきているのだそうです。 今後の発展が楽しみですね!

  那瑪夏八功夫紅茶は主に玉打山で栽培された青心烏龍種を使って、紅茶に仕上げたものです。

  今回入手した茶葉は量が少なく、今月中山之家開催の教室で飲んで頂く予定です。

 楊品瑜 2018.10.15 (転載不可)





八功夫紅茶