染み竹の茶杓(銘「福寿」)
真竹は、120年に一度だけ真っ白な花を咲かすとされています。不思議なことに真竹の開花は、 日本中で同じ時期に起こります。そして、開化をした真竹はいったん枯れてしまい、そして新たな120年のサイクルを始めます。今から35年ほど前に、真竹は日本中で一斉開化を起こしました。その真竹の120年のライフサイクルの老齢期に、竹の表面に濃い茶褐色のまだらな模様が現れます。この竹を「染み竹」と呼びます。染み竹は、それぞれ個性を持ち、煤竹と同様に、景色を愉しむことのできる銘竹です。
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茶杓(松茶杓)
茶杓とは、簡単に言えば「抹茶を茶器からすくって茶碗に入れるための茶匙」です。もともとは中国で使用されていた薬匙です。茶道の道具には格があり、茶杓にも形や材質により分けることができます。
真… | 端正な基本形を備えている節のないもの。名物や時代の古いもの。象牙製や漆塗り、竹。
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行… | 竹の元節(止節などともいう)のもの。
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草… | 木製(松・桜・梅・楓など)のもの、竹の中節(通常よく使われる茶杓)のもの。 |
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平野敏三作信楽焼(信楽 寒六窯 建水)
信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる伝統陶磁器、炻器です。信楽特有の土味を発揮して、登窯、窖窯の焼成によって得られる温かみのある火色(緋色)の発色と自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいに特色づけられ、土と炎が織りなす芸術として“わびさび”の趣を今に伝えています。信楽の土は、耐火性に富み、可塑性とともに腰が強いといわれ、「大物づくり」に適し、かつ「小物づくり」においても細工しやすい粘性であり、多種多様のバラエティーに富んだ信楽焼が開発されています。
寒六窯は、寒の十二月と盆の六月の年二回焚く窯のことです。
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菓子器(切子菓子器)
茶道で出されるお菓子の種類には、饅頭や餅菓子、羊羹などのボリュームのある主菓子、落雁や煎餅などの干菓子があります。基本的には、濃茶では主菓子、薄茶では干菓子を出しますが、現在では薄茶に主菓子や干菓子を組み合わせて出されることもあります。お菓子によって使用する菓子器は変わり、主菓子では陶器の深めの器、干菓子では籠や塗りの皿などの平らな器を使います。
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赤絵写御題森茶碗
赤絵は中国の宋の時代に生まれ、明治時代末(江戸時代初期)の古染付、染付祥瑞とほぼ同時に発達、焼造されたのが呉須赤絵です。その特徴は簡素で大胆な造りで、絵付けは主として緑と朱を用いて自由闊達に描かれ、そうした作行きが茶人を中心とした幅広い愛好家に喜ばれました。
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萩焼(萩焼花茶碗)
山口県萩市で焼かれる陶器。一部長門市や山口市にも窯元があり、長門市で焼かれるものは深川萩といわれます。一楽二萩三唐津とうたわれるほど茶人好みの器を焼いてきたことで有名です。特徴として、器の表面の釉薬がひび割れたような状態になる貫入があり、貫入が原因で長年使いこむとそこにお茶やお酒が浸透し器表面の色が適当に変化し枯れた味わいを見せます。
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川尻弘志作茶碗
来歴不明。
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備前焼(備前掛花入)
岡山県備前周辺を産地とする陶器です。岡山県備前市伊部地区で盛んであることから「伊部焼」とも呼ばれます。
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寄木細工
二百年ほどの歴史をもつ伝統工芸で、縞、市松、沙綾型、麻の葉、マス、矢羽根、青海波など日本の伝統模様を木で寄せた技法です。
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アルテサーナ植草にてのミニ茶会でも使用している茶壷(急須)です。年々育っていますので、毎回お茶を飲むのが楽しみです。
(所属指導師所蔵)
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教室で購入したばかりの茶壷(急須)です。少し大きめなので助かっています。お陰で、家族団らんでティータイムを楽しんでいます。
水谷先生(当教室気功講師、指導師コース所属)所蔵
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育てている茶壷(急須)です。友人たちが、よく中国茶を飲みたい~と自宅に集まってきます。大活躍の茶壷のひとつです。
(所属指導師所蔵)
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カップは倉敷へ遊びに行った時に、ピンク色と一対で購入したものです。
(所属指導師所蔵)
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唐子の絵柄が気に入って購入した陶香堂のティーカップ(珈琲カップ)です。和洋中問わず、どんな飲み物にも茶菓子にも合う、飽きのこない器です。
(家庭薬膳料理コース在籍者所蔵)
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由来はよくわかりませんが、中国茶芸を習っていると聞き、お土産で頂いたものです。
(所属指導師所蔵)
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教室で購入した3枚セットの絵です。もう一枚は中山之家に飾ってあります。購入したきっかけは、当時、茶や茶器をテーマに、輸入の勉強をしたい指導師を応援するために企画されたものです。
(所属指導師所蔵)
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巾着は教室で購入したものです。中に入れられているマイカップは、教室で初めて購入した紫砂の工夫茶器用の茶杯と聞香杯です。
(所属指導師所蔵)
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2010年に上海旅行で購入した、お茶で作られた中国結です。2011年は卯年(うさぎ年)にあたるので、兎柄を選んでみました。
(所属指導師所蔵)
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